新型コロナウイルスワクチン接種を「嫌だ」「うちたくない」「迷っている」というあなた。客観的データが示す予防接種の有無による死亡率の違い

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新型コロナウイルスワクチン接種を「嫌だ」「うちたくない」「迷っている」というあなた。客観的データが示す予防接種の有無による死亡率の違い

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2021/05/13 新型コロナウイルスワクチン接種を「嫌だ」「うちたくない」「迷っている」というあなた。客観的データが示す予防接種の有無による死亡率の違い

新型コロナウイルス感染者が一気に増えてきました。

感染予防対策がなかなか上手くいかない中、期待されているのが新型コロナウイルスに対する予防接種です。

現在、行われている注射薬はコミナティというファイザー製薬が作っているもので、その予防接種の効果は90%以上と効果が高いようです。

 

一方で副反応の報告も続いています。

注射部位の痛みや発熱など、インフルエンザの予防接種などのにもよく認められる副反応はもちろん、

アナフィラキシーや死亡例の報告もあり、副反応が怖いというのもうなずけます。

 

しかし、新型コロナウイルス感染者の死亡例も当然、報告されており、何も対策しないのもまた怖い状態です。

 

結局のところ、

 

ワクチンを射つのも射たないのもリスクがある

 

わけです。

いずれかのリスクをとらなければなりません。

 

じゃあ、どちらの方がリスクが低いのか?

という問題に行き着き、あなたが悩んでいる理由もそこに尽きるのではないのでしょうか。

 

医療従事者でありながら、まだワクチン接種は終わっておらず、ようやく順番が回ってきそうです。

私自身もワクチン接種を受けるべきかどうか悩んでおり、ワクチン接種をする前に納得した答えを出したいと思いました。

そこで現時点まででわかっているデータを元に、どちらのリスクが低いのか自分なりに決着をつけてみました。

 

じゃあ何を指標にするかということで、ワクチン接種を受けた時と受けない時とどちらの方がリスクが低いのか、つまり

 

ワクチン接種の有無による死亡率の違い

 

で検討することにしました。

 

まずはワクチンの安全性に対する検討です。

インフルエンザワクチンと比較してみましょう。

 

最新のデータでは、インフルエンザワクチンでは

52,845,556名接種中に重篤な有害事象86名(0.00016%)と死亡例6名(0.000011%)

が発生しているようです。

 

一方、新型コロナウイルスワクチンでは、昨日までの時点で

3,823,386名接種中に重篤な有害事象805名(0.021%)と死亡例39名(0.0010%)

とが発生しています。

 

単純に比較すると、新型コロナウイルスワクチンの有害事象はインフルエンザワクチンの100倍ぐらい多いってことになります。

うーむ、これだけ見るとワクチン接種を射つのを辞めたくなってしまいますね・・・

 

しかし、インフルエンザと新型コロナウイルスの死亡率も違います。

季節性インフルエンザの死亡率はせいぜい0.1%ぐらいのようです。

 

一方で、新型コロナウイルス死亡率は、のべ感染者数659,770名中に11,199名(1.7%)となっています。

死亡率は20倍ぐらい高いことになります。

やっぱり新型コロナウイルスは怖い!!!

 

となって、単純な比較ではワクチン接種を受けるべきかどうかはっきりしませんね・・・

 

そこで、

新型コロナウイルスにかかって死亡する確率=感染する確率✕感染時の死亡率(1.7%)

と定義しました。

 

感染する確率は私が仕事をしている地域の

人口に対する検査陽性者数

としました。

検査陽性者数≠感染者数ではありますが、ここでは気にしないものとします。

 

飯塚市の人口は最新データで126,964名

昨日の検査陽性者数は12名ですので、感染する確率は0.0095%(≒0.01%)になります。

 

ということは

新型コロナウイルスにかかって死亡する確率=感染する確率(0.01%)✕感染時の死亡率(1.7%)=0.00017%

となりますね。

 

新型コロナウイルスワクチンの死亡率0.0010%より一見低いように見えますが、それは誤りです。

感染する確率はあくまで1日による計算です。

10日あれば10倍、100日あれば100倍の感染機会が生まれます。

 

ということで、おおよそあなたが

 

1週間以上生きていることが期待できるのであれば、ワクチンを射った方が死亡率が低い

 

ことになります。

 

これはあくまで仮説ですが、何も数値化しないで感覚だけでワクチンを射つかどうか判断するよりはかなりマシだと思います。

 

感染する確率は、あなたのお住いの地域で異なります。

田舎の方であれば、もっと感染する確率は低くなると思います。

逆にクラスターが発生しやすい環境であれば、感染する確率はもっと高くなります。

医療従事者も発生確率は高いですね。

 

また現在は変異株が猛威を奮っているようです。

変異株の方が感染力が強く死亡率が高くなると言われていますから、ワクチンを射たない場合は死亡率がこの数字より高くなりそうです。

幸いにも従来のワクチンでも変異株に効果がありそうという報告があったのも嬉しいところです。

インド株はかなりヤバそうですもんね・・・

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210512/k10013025511000.html

 

ということで、私なりの解析では、

 

新型コロナウイルスワクチンを射った方がおおよそ死亡率は低い

 

ということになりました。

私はワクチンを射つように決めました。

 

もちろん、RNAワクチンの長期の安全性がどうかわからないとか不安はあります。

ワクチン接種に不安がないわけではありません。

 

一方で新型コロナウイルスに感染した場合に後遺症が長く続いているケースもあるようです。

これもやはり不安ですよね。

 

考えだしたら、またワクチンを射つかどうかのループに陥りそうなので、これで終了とします。

もう何も考えません。

 

新型コロナウイルスワクチンを射つかどうかお悩みのあなたの解決になれば幸いです。

 

 

<新型コロナウイルス関連記事まとめ>

新型コロナウイルス関連記事まとめ:病態、ワクチン、感染予防対策

 

 

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